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【4月20日】わかやま熱中小学校 第三期1回授業報告!

更新日:6月24日





みなさんこんにちは✨ わかやま熱中小学校事務局です😄


4月20日(土)に「わかやま熱中小学校 第三期1回授業」が行われました❗️

今回の授業は、「小泉 誠」先生に授業を行っていただきました❗️❗️


講師プロフィール

家具デザイナー 小泉 誠 先生



1960年東京生まれ。デザイナー原兆英と原成光に師事。1990年Koizumi Studio設立。2003年にデザインを伝える場として「こいずみ道具店」を開設。建築から箸置きまで生活に関わる全てのデザインを手がけ、現在は日本全国のものづくりの現場を駆け回り地域との恊働を続けている。2015年には「一般社団法人わざわ座」を立ち上げ、手仕事の復権を目指す活動を開始。武蔵野美術大学名誉教授。多摩美術大学客員教授。2012年毎日デザイン賞・2015年日本クラフト展大賞など、国内外の受賞多数。



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4月20日(土)わかやま熱中小学校 第三期第1回目授業が開催されました。

担当する講師は小泉誠先生。授業テーマは「道具の理(ことわり)を観察しよう!」でした。

まず始めに、小泉先生よりデザインと時代の変遷の関わりについて、お話がありました。

お話から人々の生活様式や製造方法などの影響を受けて、その時代ごとに求められるデザインは変わっていく様子が分かりました。

そして、人々が経済的に豊かになり選択肢が増えるようなるとデザインの優良性と価格競争という新たな側面が生まれていきました。


価格が安ければ人々の手に届きやすくなり製品が周知される。

デザインを重視すればコストはかかるが企業のアイコンとなるような長く残るデザインが生まれる。

小泉先生は、「どちらも間違いではない」と語られました。

そういった流れの中で、デザインの意味をデザイナー自身が語りながら、機能面でも優れた製品を販売しようと展開されたのが小泉先生の「こいずみ道具店」でした。

そして、人口の減少とともに人との繋がりがより求められるこの時代、改めて手仕事や職人の価値が見直されてきているのだそうです。


そのようにして、デザインとは機能やその時代の状況によって必然的に決まってくるものであるということを学んだ上で、ワークショップへと移っていきます。

テーブルに用意された、いくつもの道具。今では全く使われなくなった道具もあり、見ただけではその用途が検討のつかないものばかり。




グループに分かれて、皆さん、「何に使うのかな?」と思案顔。

「いい音がする」「ここが持つところかな?」「この動きは何の意味があるんだろう?」

道具のかたちや素材からその用途を推測していきます。

自然と手に持ちたくなる部分、つい耳を傾けてしまうような音などデザインが人に使い道を教えてくれているようです。




そして、いよいよグループで考えた結果を発表。和気藹々とした雰囲気のなか、なかには小泉先生も「なるほど、それも使い道としてはあるかもしれない」と唸ってしまう面白い発想も飛び出しました。

そして、小泉先生の答え合わせが始まると「なるほど、だからこの形になったのか!」と説明の一つ一つに納得することばかり。その素材が選ばれた理由や必要にして充分な形であることが分かります。





最後に、小泉先生からデザインに大切なこと3つが挙げられました。

一つ目は、素材を活かした丈夫な構造。

二つ目は、機能が十分であること。足らないのは良くないが、多すぎるのも駄目。

三つ目に、最も大切なことを述べられました。それは、「情緒」


人の心を動かすものが長く残るデザインになる、というものでした。どの時代にも誰かが、便利だな、これがあって良かった、この形がとても好きだ、そう心を動かされた人々がいて、今私たちが当たり前に使っている道具があるのでしょう。


今、目の前にある道具。時代と共に進化するものもあれば、用途さえも分からなくなるものもある。身近にあって人々の創意工夫、関心の赴くところを映し出してくれているとも言える道具たち。道具が一層、愛おしく感じられる授業でした。






次回、第2回目の講師は 米山医院 米山 公啓(よねやま きみひろ) 先生 先生です。



✨✨第三期 入学希望の方へ✨✨


○単発授業のお申込み方法

①下記申し込みフォームより、必要事項を記載してお申込みください。



②お支払いは当日会場にて現金でお願いいたします。

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